離れてつくづく思う、進学塾による「休み無しの正月特訓」は逆効果

あけましておめでとうございます🎍

2023年、今年もよろしくお願いいたします🏳️‍🌈

 

さっそくですが……

大手進学塾(中学受験および高校受験)を辞めて5年以上経った今、私が本気で思うこと。それは、

「休み返上の正月特訓」は逆効果、ということ。

 

かく言う私も、大手進学塾勤務時代は正月もせっせと出勤して授業をしていたのですが、

離れて俯瞰してみると、その矛盾がよく見えます。

 

中学受験にしても高校受験にしても、この時期になったら

「各自の課題」に真剣に向き合う

ことが何より大切です。

 

そのためには、塾に行って時間を潰すよりも、

自分ひとりで集中できるところで

心身に過負荷にならないように勉強するのがベスト。

私が勤めていた塾では、受験学年の小6、中3は冬期講習と正月特訓を合わせて「13日連続塾通い」をするシステムになっていましたが、

脳が疲弊して働きが悪くなることも必至ですね。

年末年始の3日間くらいは、受験学年ならなおさら、塾が束縛しないほうがいいと思います。

 

冬休みになれば、いよいよ入試本番も近いのだから、心身を適度に休ませつつ、

年が明けたら「最終調整」モードに突入。

もうコンディショニングの時期なのだから、アウトプットが主体の勉強になるわけで、

この期に及んでインプットに躍起にならなければいけないのであれば、それこそ「オワコン」、

終わっていますよね。

 

そもそも、「オワコン」にならないような学習習慣を「もっと早くに」身につけられるよう受験生を指導するのが塾講師の本来の仕事です。

ところが、本来の仕事をまっとうできていないのに、

正月特訓でさらに授業料を稼ごうなんて、

実におかしな話です。

 

この国の、こんな教育現場をなんとかしたい。

さぁ、今年は頑張るぞ💪