テイスティング&座学のドイツワイン講座、2020年5月頃に開講予定!

皆様、こんにちは。

 今日は久々にプロテイスター関連の記事を掲載します。



 ただ今、今年の5月頃の開講を目標に、「ドイツワインテイスティング&座学の講座」を計画中です。
 ドイツワイン上級ケナー(日本ドイツワイン協会認定資格)でもある私、大竹智子が、文化的視点も交えて飲料としてのドイツワインを解説し、醸造酒のテイスティング方法を国際基準に則ってお教えする講座です。


 現在私が「二刀流」と称して行っている二つの仕事のうち、「生え抜き」として務めているのは、こちらのテイスティング系の仕事です。
 私は20歳のときから料飲(飲食)の世界に携わり、今年で27年目を迎えております。30代になり、その世界で後進の指導にあたるようになってから、「教育」への意識が高まり、そこから「中学受験」の仕事との両立を目指してまいりまして、現在に至ります。



 私にとって、酒は「遊び」ではない。



 しかし、この国において「酒が遊びである」ことのハードルを越えることは、まだまだ相当難しいと私は感じています。


 とはいえ、私が自身の経験を通して、自分のなかでは
はっきりと判っていることは、

日本において、食や酒に携わるプロの社会的地位が欧米先進国に比べて極端に低いことや、少年期に食や酒を文化として捉える視点での教育が施されていないことが、
自国の文化を深く理解する教養や国際的矜持の乏しさにつながり、
ひいては国家レベルでの国際競争力の弱さという結果を導いている、

ということです。

 そして、私がこのような自分なりの悟りを開いたのは、
食や酒にプロとして携わってきた経験と、
もう一つ、
中学受験以来の学業との深い関わりに因ります。

 よって、私が自分の望むところの社会貢献を現実のものとするためには、
プロテイスターの仕事も中学受験指導の仕事も不可欠で、その二つは私の仕事であり社会活動の両輪なのです。



 ときに、私の「この二つ」に対して、
「どちらが本業で、どちらが趣味ですか?」などと
強引に択一を迫る人がいます。

 ですが、

お言葉を返すようで大変申し訳ないのですが、
「私は、そのどちらか一つだけを選ばなければならないような、そんな狭い視野と浅い考えや小さな心で、『仕事』というものをしているわけではありません」というのが私の答えです。





 個人事業主として2年目の今年は、
1年目の経験と実績を礎に、さらに質の高い中学受験指導と「二刀流」のテイスティング講座の不定期継続開講を目指してまいります。

「親子ワークショップ講座」2020年2月16日(日)開講! 〜テーマは「今どきの『塾漬け』問題と自主的な学習」〜

◇◇◇2020年度 中学入試
    第一志望校 合格率 50%、
     全員が私立・都立中学校へ進学決定!!◇◇◇

 首都圏で、4、5人に1人だけが第一志望校に
合格するという、厳しい中学入試。
 この現実のなか、私のところでは、
文系2教科を私の講座で勉強して第一志望校・
第二志望校ともに合格をつかんだ受験生をはじめ、
ダブルスクールで受講してきた受験生も、
全員が私立・都立中学校へ進学します!!



 * * *



皆様、こんにちは。

 本日は、2020年初の「親子ワークショップ」講座の
お知らせです!



 来たる2020年2月16日(日)、10:00〜12:00で
「親子ワークショップ」講座を開講いたします。
 今回の講座のテーマは
「今どきの『塾漬け』問題と自主的な学習」です。

 この度の中学入試で合格をつかんだ受験生と
その保護者様にゲスト出演していただきます。
 生で経験談を聞ける貴重な機会ですので、
ご興味のある方は、ぜひお越しくださいませ!!

★講座ページ
 ↓
https://www.street-academy.com/myclass/43276

 今回の講座は、2020年度の中学入試が終わった
ばかりでの開講のため、
開講までにあまり日数がない時点での告知となったこと、
お詫び申し上げます。
 せっかくご興味を持ってくださっても「日程が合わずに
参加できない」という方もいらっしゃるかと思いますが、
今年は昨年よりも開講回数を増やしてまいりますので、
またの機会にいらしていただけますと幸いです。
 さらに今年は、内容にも毎回変化をつけながら、ご受講いただくたびに新たに得るものがある講座を目指してまいります!

中学受験は、「心」に始まり「心」に終わる。

ちょっとだけ、つぶやき。

中学受験は、「心」に始まり「心」に終わる。

というより、中学受験「も」というのが実際だと
思うけれど。

これが、この一年間の、私自身の学びの結論。
だから、今、入試に向かっている6年生たちの
進路が決まるまで、
「心」を込めて全力でサポートすること。
そして、もうすぐ始まる新年度では、
さらに「心」を大切にして一歩前に踏み出せるように。

塾漬け、怖い。

本来ならtwitterに投稿するような独り言ですが、
ここに書き留めます。
これからの自分のためにも。





受験における、
塾べったりの、塾依存、塾過信。
 私が言うところの「塾漬け」。
これほど恐ろしいことは無いな、と最近切に思う。

なぜなら、塾漬けによって人格が歪められていると
感じざるを得ない子どもたちが増えているから。

でも、子どもたちだけではなく、
そのことに気付くチャンスが無いままの保護者の方々の、
何と多いことか。

 私自身も、大手塾の勤務講師のままだったら、
もっと先になっても気付かないままだったかもしれない。

何年、何十年先になっても、
いや、
一生気付かなかったかもしれない。

そう考えると、私は気付けて良かった。
本当に良かった。
それだけで、すごく「幸せ」が増えたと思うから。
今、幸せを噛み締められているから。

「気付き」は本当に大事。
この言葉、私が20代の頃、ホテルマンだった頃から
好きな言葉だけど、
自分が歳を重ねた分、言葉の重みも増した気がする。

桜梅塾「国語のコース講座」Webページ内一部リニューアル! ~【「中学受験は、何のためにするのか」2019-2020冬ver.】~

皆様、こんにちは。


 この度、桜梅塾の講座受付窓口としているストアカのサイトにおける、「国語のコース講座」ページ内で講座案内を一部リニューアルいたしました。

 お子様たちとともに、私も、桜梅塾も日々成長していくなかで、講座のWebページには時々手を加えていますが、

今回講座のWebページに新たに掲載した文章は、
こちらのブログに
【「中学受験は、何のためにするのか」2019-2020冬ver.】
として転載いたします。


 今から1年半以上前にこちらのブログで公開した記事、
「桜梅塾のお話 ~中学受験は、何のためにするのか~」(2018.5.12公開)は、
私としては特に深い思い入れがあって書いた記事ではなかったのですが、
ブログ内ではそれ以降、常に「注目記事」の上位にランクしています。
 しかし、あれから1年半、私もさまざまな経験を積み、
現在の考えや理念は、さらに進化したものへと変わっていますし、
皆様の関心の高いテーマであるなら、なおさら、
進化した「現在」のものをお伝えすることも必要と思い、
ここに転載して記事をアップする次第です。


 以下、今回リニューアルした講座案内からの転載です。
(転載元:「中学受験の国語 ~3・4・5年生 4回コース~ 『説明文・意見文』」講座ページ↓
https://www.street-academy.com/myclass/51932





★★★中学受験を目指す3〜5年生のお子様が、
学習の積み重ねにより
地に足のついた学力を養いながら、
人生で一度きりの少年期に
実りある月日、そして年月を生きていくことが
できるように。

この4回コースでは、「説明文・意見文」などの
説明的文章を中心に学びます。★★★


【『10歳の壁』に差し掛かる頃より
 自ら厳しい「闘い」に挑むのは、
 「より豊かに生きる」ため】

 「教育とは、『教わり育つ』こと」。
 自身が中学受験を経験した講師にしか分からない、
「『脳力』の成長」の機微があります。

 * * *

 ある日、授業中の出来事。
 国語の文章題で「指示語」の問題が出てきたときのことでした。

 「指示語の指す内容は、基本的には前にある」ということを私が確認しようとすると、
その子は「以前の塾の先生に『指示語の問題のときは、後を見なさい』って言われた」とあっさり即答したのです。

 そのときは、そこで立ち止まることが難しい状況でもあったので、私は、あえてその子の発言を否定したり根掘り葉掘りしたりするようなことはせず、やんわりとアドバイスをするに留めましたが、
その子の言葉を聞いて、私は寂しい気持ちになりました。



 この「以前の塾の先生」の指導は、
3つの危険性をはらんでいると私は考えます。


 まず、その先生は「日本語の基本の使い方」を無視して、「奇をてらった『受験のための、小手先の受験テクニック』」を子どもたちに教えているのではないか、という危険性です。
 「わざわざ入試に出すような指示語の内容は、(普通と違って)後にある(と山を張れ)」というように。

 「これ」や「その」に代表される指示語が指す内容は、基本的に「指示語の前」にあります。既に述べられたことを手短に一言で表すために用いるのが、指示語の基本の使い方であり、日本語の基本でもあるからです。
 この「基本」には、理由や理屈、いわゆる「論理」があります。
 そして、文章においては時として指示語の直後に「指す内容」が提示される場合もありますが、その使い方は「応用」と言えるものです。
 「応用」は、「基本」を無視しては成り立ちません。

 難関以上の中学入試問題に出てくる指示語の内容は、一目で分かって書き抜けるような単純明快なものではなく、文脈を深く理解し頭の中で咀嚼しなければ適切に把握することができないものです。
 ときには「後」を考慮することも必要です。
 ですが、まずは「前」を見直して、そこに端緒があればそこから紐解いていくという正攻法の「考え方」を知らないと、正確に文章を理解する「脳力」が養われませんし、いつなんどきにも「物事をまず正面から見つめ、真剣に考える」という真摯な学習姿勢も育っていきません。

 指導者に「言葉を大切に扱う『気持ち』」があれば、自ずと伝え方や教え方に、にじみ出てくるのではないかと私は思います。


 次に、「以前の塾の先生に〜って言われた」と答えたその子の言い方が「機械的」だったことから私が感じたのは、
その先生、もしくはその塾は、子どもたちを「依存体質」に仕立ててしまい、結果として子どもたちの学力の伸びを抑制しているのではないか、という危険性です。

 他人から言われたことを鵜呑みにして丸暗記しているだけでは、学力は伸びません。外から自分の中に入ってきた物事を「一人で沈思黙考」する時間にこそ、大きく学力が伸びます。
 しかし、何かの答えを「誰々からこう言われた」と「無機的」に述べるに留まっているということは、
「教わったことを自分で吟味し、反芻して理解を深める」というプロセスが全く行われていないことを示唆していると言えます。

 塾や先生に、完全に「依存」してしまっているのでしょう。
 この「依存」は、「信頼」とは全く異なるものです。
 そこには、学力の伸長はさることながら、学びにおいて最も大切な「自立」や「自律」、人としての「成長」は存在しません。


 最後に、「小手先のテクニックや、まやかし」に目を奪われ、「自立」も「自律」ないままに大人への道を進んでいくと、
自信が無く、他人を慮る心の弱い、物事の裏を疑うことばかりに満ちた社会人になっていってしまう、という危険性があります。

 たかが指示語、されど指示語。
 学習姿勢の違いは、やがて習慣となり、その人の人格そのものを形作っていきます。
 よって、一つひとつの小さな学びの積み重ねが、人生との向き合い方、ひいては人生そのものを変えることもあり得るのです。



 そんなとき、自身が中学受験を経験していない講師の多くは、
「小学生にそんな難しいことなんか関係ない」
「ここは受験勉強を教えるところであって、学校ではない(から、人間性だの社会性だのどうでもいい)」などと
簡単に話を片付けようとします。

 しかし、現実は逆で、
脳と心がとても柔らかい小学生だからこそ、吸い取り紙のように何でも吸収する力が高いため、
裏技のようなことを教えられたり、邪な立ち居振舞いを見せられたりすると、心にまで影響を受けやすいのです。
 と同時に、体感を伴って学ぶ力も大人より強いため、
脳と体を使って深い学びを体験すれば、将来どの道に進んでも必要となる「学び方」「勉強の仕方」をしっかり身につけることができます。
 一生忘れ得ない、どこへ行っても通用する揺るぎないものを、目に見えない財産として体得することこそが、中学受験の醍醐味なのです。

 そして、その「脳も心も柔らかい小学生」の学びの体感を、
共感に留まらず、

「共有」

できるのは、自身が中学受験を経験している講師ならでは、です。


 「三つ子の魂百まで」こと、
「少年期の学習姿勢墓場まで」。

 私は専門学校の講師を務めていたこともあり、社会人の専門スクールでお教えしていた経験も持ちますが、
これこそが「人生と学び」の現実であると切に感じております。



 中学受験の学習内容は、小学校の学習内容から乖離し、かつ端的に難度の高いものも少なくありません。中学受験が、高校受験や大学受験と異なり、特殊性が高い理由は、ここにもあります。
 そして、そこには過酷とも言える厳しさも潜んでいますが、
中学受験を自ら志す小学生が、「心を整え」「勉強の仕方を身につけ」ていくなかで初めて出会うことのできる、

かけがえのない喜びや、
知性で感じる楽しさも

散りばめられています。


 「教育とは、『教わり育つ』こと」。
 お子様が自分の意志で取り組む学びを、全力でサポートしてまいります。

桜梅塾「晩秋の新規受講キャンペーン」実施!

皆様、こんにちは。


 桜梅塾では
「晩秋の新規受講キャンペーン」を
開始いたします(11月30日まで)。

 入試まで残り3ヶ月を切った6年生も、
その先を目指す5年生、4年生、3年生も、
この機会に気軽に「お試し講座」をご受講いただけるよう、
ブログのこのページをご覧くださった方にお使いいただける「お試し講座受講料500円値引リンク」を以下にご用意いたします。
 ↓
https://www.street-academy.com/myclass/33185?conversion_name=direct_message&d_code=EUpOxLvV&tracking_code=1d3863cbba01507101d0a858a82d06bc

 桜梅塾では「中学受験は、全人教育」との理念のもと、
中学受験を目指すお子様の「心を整える」ことを大切に、お子様自信の学習と中学受験に対する意欲を高め、
「思考力」を鍛えることに重きを置いた授業を行っております。

 現在は、国語と社会の2教科で、3年生から6年生までのお子様たちの中学受験をサポートしておりますが、
東京・新宿の教室まで、都内だけではなく、神奈川、千葉、埼玉の隣接3県からも複数のお子様が通っていらっしゃいます。

 私自身が中学受験を経験してきて、
「楽しくなければ、勉強じゃない!」という強い思いを抱いているため、
「苦行に耐えることが美徳」とするような授業は行いません。
 難しい勉強には厳しさを感じることも少なくありませんが、そのなかに潜んでいる知的な喜びは、通りいっぺんではない「深い楽しさ」を自分に与えてくれます。
 その喜びや楽しさこそが、一生ものの「学びの力」であり、そこに受験での合格や貴重な人生経験も存在すると、私は考えております。





 講座へのご質問やリクエストなどがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
 ストアカのメッセージシステム、もしくは、以下のメールシステムより送信いただけます。
 ↓
https://ws.formzu.net/fgen/S44369859/

 中学受験を通しての新たな出会いを、楽しみにしております!

「自分のために」一生懸命

皆様、こんにちは。
 ご無沙汰しております。

 10月は私にとって、すごく密度の高い1ヶ月間でした。
 普段の仕事に加え、東京を離れての仕事や勉強……。
 そんなこんなで、ブログはすっかり休業状態に入っていましたが、
今、一回り大きな自分になって「ただいま」という感じです。





 「自分のために」一生懸命。
 東京を離れての約一週間は、その時間でした。



 指導者の仕事というのは、
「人のために役に立ちたい」という確固たる思いを抱きながら立ち向かう、かけがえのない緊張感と責任感に満ちた仕事です。
 私はその仕事が好きですし、日々誇りをもって取り組んでもいます。

 その一方で、
「誰のためでもなく、ただただ『自分のために』一生懸命」頑張るというのは、
もっと純粋で、かつ根源的な「人間」としての営みなのだと。
 しかも、そのことを
「これまでの人生のなかで最も強く」感じたのが、この度の「その時間」でした。


 なりふり構わず、髪振り乱して、自分のためだけに必死になれる、ということ。

 それが、とてつもない幸せ。


 ここまで「魂が震える思い」もまた、
いったい、いつ以来だろう、と考えてしまうほど、その時間は濃密で貴いものでした。
 その貴さを深く味わえるようになったのは、自分が歳を重ねて成長したからでもありますが、
やはり「そういう純粋な時空間」に身を置く努力が大切だと、改めて感じたのも事実です。
 そして、大手進学塾の勤務講師のままだったら、今、この道を歩くことは絶対にできていなかったと思うし、
運命がこの道に自分を導いてくれたことにも、心の底から感謝する私でした。



 「名選手必ずしも名監督にあらず」という言葉もありますが、
「『自分のために』一生懸命」になることは人生の本質でもあり醍醐味でもあるので、
その経験が豊かであれば、必ず人のために役立てることもできると、私は確信しています。
 人に教えるときにも、
「『自分のために』一生懸命」の
素晴らしさを
全身全霊で教えられますから。





 2020年度の中学入試まで、残り3ヶ月を切り、ここからが本当の勝負です。
 「一回り大きくなった自分」の全身全霊をあげて、戦っていきます。