「自分のために」一生懸命

皆様、こんにちは。
 ご無沙汰しております。

 10月は私にとって、すごく密度の高い1ヶ月間でした。
 普段の仕事に加え、東京を離れての仕事や勉強……。
 そんなこんなで、ブログはすっかり休業状態に入っていましたが、
今、一回り大きな自分になって「ただいま」という感じです。





 「自分のために」一生懸命。
 東京を離れての約一週間は、その時間でした。



 指導者の仕事というのは、
「人のために役に立ちたい」という確固たる思いを抱きながら立ち向かう、かけがえのない緊張感と責任感に満ちた仕事です。
 私はその仕事が好きですし、日々誇りをもって取り組んでもいます。

 その一方で、
「誰のためでもなく、ただただ『自分のために』一生懸命」頑張るというのは、
もっと純粋で、かつ根源的な「人間」としての営みなのだと。
 しかも、そのことを
「これまでの人生のなかで最も強く」感じたのが、この度の「その時間」でした。


 なりふり構わず、髪振り乱して、自分のためだけに必死になれる、ということ。

 それが、とてつもない幸せ。


 ここまで「魂が震える思い」もまた、
いったい、いつ以来だろう、と考えてしまうほど、その時間は濃密で貴いものでした。
 その貴さを深く味わえるようになったのは、自分が歳を重ねて成長したからでもありますが、
やはり「そういう純粋な時空間」に身を置く努力が大切だと、改めて感じたのも事実です。
 そして、大手進学塾の勤務講師のままだったら、今、この道を歩くことは絶対にできていなかったと思うし、
運命がこの道に自分を導いてくれたことにも、心の底から感謝する私でした。



 「名選手必ずしも名監督にあらず」という言葉もありますが、
「『自分のために』一生懸命」になることは人生の本質でもあり醍醐味でもあるので、
その経験が豊かであれば、必ず人のために役立てることもできると、私は確信しています。
 人に教えるときにも、
「『自分のために』一生懸命」の
素晴らしさを
全身全霊で教えられますから。





 2020年度の中学入試まで、残り3ヶ月を切り、ここからが本当の勝負です。
 「一回り大きくなった自分」の全身全霊をあげて、戦っていきます。