Bar de Tomoko ―レストランとは、「教育の場」である―

料飲サービス指導 & 難関中学受験指導 「二刀流」の大竹智子が主宰する『桜梅塾』のブログです

桜梅塾のお話 ~3社を辞退して見えてきた、自分の本当の気持ち~

 前回の記事では、「なぜ、私が大手進学塾を辞めたのか」について書きました。
 今日は、「そこから、どのように個人事業主の道へとたどり着いたのか」を書こうと思います。

 結論を先に述べますと、この記事のタイトルにある通り、進学塾3社の採用試験に合格したのですが、そのすべてを辞退して自分で道を切り開くことにしたのです。

 私が大手進学塾に「退職願」を提出したのは、忘れもしない、昨年10月12日の木曜日のことでした。
 ちょうどその一週間前の10月5日、「もう、トラブルの解決は不可能だな」と観念した私は、その週末にwebの求人サイトで「次に働く進学塾」探しを始め、さっそく1社にエントリーしました。週明けには応募先から連絡があり、採用試験の日程も決め、退職したら間髪入れずに次の塾で働こうと、着々と準備を進めていたのです。
 この頃は、明らかにストレスが原因と思われる体調不良にも悩まされていたのですが、「次はもっと環境のいい塾で働きたい」という切なる願いが自分を突き動かしていました。そして、最初にエントリーした、規模的には中堅の進学塾の最終試験を10月下旬までに突破し、10月末日でそれまでの塾を退職したら、すぐに次で働くための準備は万端でした。

 この中堅塾は、私が前に勤めていた大手塾とはまた別の大手塾から、独立するように離れた人達が立ち上げたと言われている中学受験塾です。webで見る限りでは、受験指導への塾としての思い入れなど、私が共感できることが多く、それゆえに応募したのですが……

 初日に本部で簡単な研修を受け、校舎で初めての研修となる2日目に起こった、衝撃的な💥出来事。
 小学5年生のクラスが4つあった中で、最上位クラスの授業見学に入ることになったのですが、__
 __そのクラスの担当講師と一緒に、授業開始の5分前くらいに教室に入っていくと、数人の生徒がすでに席についていたにもかかわらず、誰ひとりとして、あいさつをしないのです。
 そして、講師も一切あいさつをしません。そのうち、講師と生徒の間で普通に会話が始まりましたが、私から見ると「え、なんで?」という感じです。
 その後、授業開始時刻までに、あと何人かの生徒が入ってきましたが、やはり誰もあいさつをしません。
 それでも、さすがに授業の始まりにはあいさつをするのだろう、と思っていた私の期待はついに見事に裏切られ、十数名がいる空間の中で「あいさつ」と言える言葉が一言たりとも発せられないまま、授業が始まってしまいました。
 私は、この光景に不気味なまでの違和感を感じざるを得ませんでした。
 教育の場で、「あいさつをしない」だけはあり得ないでしょ😱😨😵😣

 それに、何といっても、「まともにあいさつができない、ルールを守れない」若手講師に一言注意をしたことがきっかけでトラブルに巻き込まれ、職を失ったばかりだというのに、もう「あいさつをしない」のだけは絶対に勘弁😭😭😭

 もちろん、授業後や帰り際にも、「あいさつ」は全く聞かれません。

 翌日、私はさっそく本部に「採用辞退」を申し入れました。
 あいさつは、人としての基本中の基本。どんなに御大層な教育理念を掲げていても、あいさつができなければ、やっていることに対して「かけるゼロ」(プラスゼロではなくて)。

 マジで、「あいさつをしない」のだけは、もう、死んでも勘弁だわ~~~‼!!!

 この失望感は、かなり大きかったです。
 こういう中学受験塾が温床になって、前の職場の若手講師みたいに、「ただガツガツやればいい、あいさつなんかクソくらえ」と言わんばかりの大人が生み出されていくのかと思うと、何となく背筋に寒いものを感じてしまいました。


 1社目辞退の話はちょっと重い話だったので、長くなりましたm(_ _)m
 あとの2社については、またの機会に書いてまいります。